製造業のDXコンサル事例:自動車部品会社での品質DX
弊社のクライアントでは、今、デジタル化の流れを加速させています。
そんなひとつに、自動車部品会社の「品質DX」があります。
ここ3か月間の、企画構想段階を経て報告会を行い、社長からのGoサインに至りました。
同社とは、17年間ほどのお付き合いで、これまでは、3現主義での3S、流れ化、1人工化、作業改善、設備保全、各種基準づくりと目配りポイントの設定及びアクション現場リーダーの育成に力を入れてきました。
そして、大きな進化を実現してきました。
とともに、そんな中、現場マネジメントが進化するにつれ、小まめな記録や、集計、分析、報告、、、とそれに加えて、管理/監督者任務も、
確かに、増加するものです。
毎日日報に目をやり、ハンコを押す管理者の姿、メンテ仕切れないグラフ 等々
管理工数の増大も、否めません。
当然のこと、アクションへとの動きも、理想として描いている姿との乖離が、なかなか埋まりません、
一般的に、自動車部品会社では、3現主義を尊重して、最たる管理レベルにあるものの、一方、デジタル化、ICT化への力の入れようが、
いまひとつ と言うのが、私の見方です。
コロナ禍で進むデジタル化の中で大きく舵を切る。
しかし、今般、コロナ禍にあり、デジタル化の流れが進む中、同社も大きく舵を切りました。
まだデジタル化が始まったばかりの同社においても、
つい先日、現場からの設備稼働状況のデータを示され、
これまでなら、
「そうか、もう少し、調べて、報告してくれ!!」
との応答で先延ばしとなる件が、、
「分かった。すぐに〇〇の対応をしてくれ!!」との、素早いアクションへとつながりました。
”これぞ!!デジタルを駆使して早期の異常察知””
との、デジタル威力を実感しています。
あらためて、同社では、
この3か月の企画・構想段階を経て、これまで培ってきた3現主義で現場カイゼン、管理体制を整備してきた土台に、
データとデジタルを積み上げていく
そして、ビジョン実現に、経営理念の追求へとの道筋を描きました。
検討する過程では、
「えっ、こんな事やってるん??」
との事象が、あらためて多く顕在化され、(在庫調査、出荷チェック、、、、、)
今後、膨大な工数を割いている工数の削減は、もちろんのこと
トップ方針として示された
”品質”に対して
品質DXと称して、
製造業(自動車部品会社)DXの取組み「品質DX」
(1)安定生産、スリムでバタバタしない現場づくり”
①外部データ連携含んだ販売・生産基幹業務システム
②量と質を含めたリソースの管理
→顧客情報と在庫情報を主な情報源に生産計画への自動展開、指示と完結の管理を!
→顧客との間、仕入先との間とで、データ自動交換を!
→在庫・リソースともに適量で、適正なリソースを提供を!!
(2)作業を支援する現現場づくり
→過去トラや計画変化点、久しぶりなどへの注意喚起を!!
(3)異常に早く反応する現場づくり
→異常を察知し、突発変化点への対応を!!
(4)問題をつきとめる現場づくり
→起こってしまった問題を、追跡し/カメラで事実の確認を!!
(5)過去体験を活かす現場づくり
→成功体験/失敗体験を組織の知識に!!
(6)稼ぐ現場づくり
→結果を早く知り、早く対応!!
を描きました。
これらにより、早く/速く
かつ
データに基づく確かなアクションへとつなげ、そのアクションと結果が結びつく喜びに益々の好循環を産み出し、
大きなカイゼン とともに 小さなカイゼン を含め益々の進化を目指します!!
コミュニケーションのスタイルを変え、思考と行動様式を変え、まさしく、デジタルを活用してのトランスフォーメーションを
形にしていきます。
いままさに
DX ready!! (位置について、、、用意、、)
そして、Go!! (スタート、、)
幕が切って落とされました。
描いた絵に向け、細かな目配りを怠らず、確実に実りを獲得していきます。