現場のムダを儲けの宝に!!
工場で、台車からパレットに製品をずらして、移し変える作業を見ていた私。
「ああ、大変ですね」と声をかけると、
「全然、大変じゃありません。いつもやっていますし」
との返答。
→高さを統一させれば、スムーズなんでしょうにね。
倉庫で入庫のたび、奥深く保管された製品を、先入れ先出しのため移し変える作業を見ていた私。
「ああ、大変ですね」と声をかけると、
「全然、大変じゃありません。いつもやっていますし」
との返答。
→発注の頻度、先入れ先出し必要性のレベル、間口を広くした置き方など、考えることは、ないのだろうか?
長年その環境に浸りきっている当人にとっては、気づかないことも多いことでしょう。
今一度、ゼロベースで拘りを持って、現場を見つめると、
きっと、多くの新たな事象が目に飛び込んでくることと思います!!
例えば、
・必要以上と思われる仕掛の存在/量/置かれ方
・館内放送や電話にて、何度か持ち場を離れる現場リーダー兼作業者
・何度と製品が入った箱を少しづつづらす作業
・5分前に止まった設備に、だれもまだ対応に来ない場面
等々、ムダの存在や儲けへの糊しろ
さらには、
・大雑把な時間の刻みで、記録された日報
・よく見ると矛盾のある数値がプロットされたはりぼてグラフ
・埃がかかって風化した掲示物
等々、企業文化やマネジメント体制、改善活動の程度
改善文化が根付いている企業にとっては、益々の認識向上と改善促進に
改善文化が醸成されていない企業にとっては、なんとか現状維持から一歩を踏みだす風穴を空ける一助に
現場を見つめ直し、
現場のムダを儲けの宝に!! したいものです。