新型コロナ対応とカイゼン現場マネジメント
緊急事態宣言で、
「STAY HOME」
テレビをつけると、ほぼ新型コロナの話題で、
違う時刻に、違うチャンネルで見ても、
ああ、
これ知っている
ってことが実に多い。
そんな中、マネジメント分野に関わる立場から、
ああ、これって、
いつもカイゼン現場で自分が仕掛けてることと、
とっても
関係しているって、ことがあります。
中でも、特に
この3つ。
1.「出口を基準で示してもらうとわかりやすい、」
2.「今の数値は2週間前の結果です。今の行動の結果が2週間先に現れます」との厄介さ!!!
3.「一人出たら、一人入る」
1.「出口を基準で示してもらうとわかりやすい、」
吉村大阪府知事の大阪モデルは実に好評でした。
コメンテータの方々は、
「めっちゃ、わかりやすい」、
「あと、どんだけ頑張れば良いか?? 見当がついて、励みになる」
概ねこんなコメントが大半を占めていました。
あと、1か月って!!!
(こんだけ踏ん張ってきた??つもり??なのに??)
「100メーター、走れっ!!」
で、
100メーター走ったら、
「悪い、あと、100メーター」
って言われた感覚かもしれません。
その先は、、、、
また、わけ分からんまま
「走れっ」
と言われんるんとちゃうか??
と思うと
素直に走れません。
ゴールがどこで、
ゴールとの関係性から、
今どこに居るのか?
これまでの経験も踏まえ、
あと、どの程度のガンバリで、
ゴールにとどきそうだな。
かつ、
今、少しずつだけど、そこに向かっていることを
数字、
かつ
感覚的
に確認できると、
”そうか、
じゃあ、ガンバロウ!”
となり得ます。
ご参考 https://www.kaizen-wp.jp/振り返るタイミング/
2.「今の数値は2週間前の結果です。今の行動の結果が2週間先に現れます」との厄介さ!!!
2週間経たないと結果に反映されない
と、すると、
行動
と
結果が、
なかなか結び付けにくい。
この潜伏期間の長さが、問題解決への厄介さを増幅させています。
もしも、潜伏期間が1日だったらどうでしょう??
こうしたら、結果ダメだった。
じゃあ、こうしよう。
で、
こうしたら、
結果、こう良くなった。
じゃあ、
もっとこうすればいいじゃないか?
結果を見ながら、
また
状況を踏まえながら、
思考の回路が回り、
ドンドンアクションを変えていくことが
可能です。
カイゼン現場のマネジメントの世界では、
まさに、
大テーマ、
”リードタイム短縮” です。
工程に投入してから、完成品になるまでの期間を如何に短くするか?
もしも、2週間先だと
????
もしも、1日後だと、
状況に応じて、俊敏なシステムへと、、、、、、
向かいますね。
ご参考:健康診断の流れ化
3.「一人出たら、一人入る」
スーパーの密状態の対策として、こんな策が提示されました。
スーパーの密状態は、仕掛が多い工場に、とっても、似ています。
全体の流れを見ず、とりあえず投入しさえすれば、なんとかなる、、、、
だろうとの??
身勝手な??
取り合えず 的な
我が身の責任は果たしたっとの、自己弁護のため
みたいな発想で、ドンドン投入する。
と、
結果は、
ネック工程前で、フン詰まり状態に。
(当たり前。
分かっちゃいるけど、、、
それぞれの立場で、、)
スーパーで言えば、
各位がそれぞれのニーズと思惑の基、
急いで買い物工程を経ても、
結局は、、、、
レジ前に
長蛇の列になってしまうだけのこと。
仕掛量の制御をすることは、
ムダとりの面からも
キャッシュフローの面からも
素早い柔軟な管理の面からも、
きわめて重要ですね。
分かっていても、
各位の裁量に任せておけば、各位の責任感、使命感、論理で、動くのも、これ、至極当然!!
なので、
全体を、統括する指揮官が必要です。
それも、人望熱い指揮官が!!
また、
密を制御する策として、
”カゴの量を削減する”
なんて案も提示されました。
工場でいう”箱かんばん”的意味合いに通じ、
”なるほど、そうそうっ”て感じ
で、聞き入っていました。
他にも、
・通天閣を、”青黄赤” にライトアップ!!
・フィジカルディスタンスを保つための線引き!!
・医療従事者への感謝の表明!!及び、差し入れ!!
・アスリート達の動画リレー!!
などなど
これら全てが相まって、
ようやく今、第一波の収束が見え出した感があります。
直接的な
現場での
プレーする戦略・戦術・スキル・ノウハウ・体力は
もちろんのこと、
それを支える環境が、コロナと戦う活動全般を盛り立てる。
昨年、盛り上がったラグビーも然り。
各組織が、もがきつつも、
トライする
カイゼン活動も、同じだ!!!